日本電気(NEC)は8月19日、オープンソースソフトウェア(OSS)のクラウド基盤ソフトウェア「OpenStack」の開発/普及を推進するコミュニティに参画することを発表した。
OpenStackは、高信頼なプライベートクラウド基盤を低コストで実現するOSSベースのクラウド基盤ソフトウェア。コミュニティには、DELLやAMD、Intel、Cisco、Citrixなどの米国大手ITベンダーのほか、アメリカ航空宇宙局(NASA)やホスティング事業者のRackspaceといったユーザー企業も名を連ねている。日本の企業では、NTTデータやNTT、さらにはNTTドコモの米国研究拠点DOCOMO Innovationsなどが参加している。
NECは今後、OpenStack本体のコミュニティのみならず、国内でOpenStackの普及活動を行っている「日本OpenStackユーザ会」にも参画し、OpenStackの機能強化、品質向上、情報発信、早期普及、人材育成などの活動を展開していく。さらに、OpenStackを活用したSI構築やソリューションを提供するほか、ネットワーク制御技術「OpenFlow」に対応した同社ネットワーク製品「UNIVERGE PFシリーズ(プログラマブルフロー)」についても、OpenStackへの対応を進める予定としている。
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