The GNU Compiler Collection includes front ends for C, C++, Objective-C, Fortran, Java, and Ada, as well as libraries for these languages. |
開発段階にある「GCC 4.7」に「Intel Cilk Plus」のマージが開始されたことが発表された。Cilk Plusは並列プログラミングを実現するための言語拡張。マルチコアやベクタプロセッサにおいてタスクパラレルプログラミングやデータパラレルプログラミングを可能にするための機能を提供している。
Cilk Plusの特徴は学習すべき内容が少ないためすぐに習得できること、追加されるキーワードは3つだけであり扱いやすいこと、配列関連の機能が拡張されており、より少ない記述で配列関連の操作を実施できること、効率の高い並列化が可能であることなどとされている。
現在GCC 4.7にマージされたCilk Plusでは「_Cilk_spawn」「_Cilk_sync」「_Cilk_for」を利用可能。GCCは年に1回メジャーアップグレードバージョンが公開されている。例年3月か4月に公開されることが多い。2012年3月または4月のリリースが予想される「GCC 4.7.0」は「Cilk Plus」が大きな特徴になるものと見られる。並列プログラミングを実施する上で有用な機能であり、GCCを採用している多くのプロジェクトに影響を与える可能性が高い。