austriamicrosystemsは、高効率1.5MHz同期型DC/DCステップダウンコンバータ「AS1328」を発表した。
同製品は、最大96%の効率と25μAの静止電流による軽負荷時における高効率を実現しているため、同社では1個のリチウムイオン電池で駆動するアプリケーションに最適だとするほか、フットプリントが小さいため、医療機器やモバイル・インターネットデバイス、タブレットPCなどのポータブルデバイスにも使用できると説明している。
-40℃~+85℃の温度範囲において入力電圧2.7~5.5Vで動作し、0.6Vの出力電圧で最大3Aの出力電流を実現する。出力電圧固定バージョンは、増分50mVで利用可能で、可変バージョンは、外部抵抗により出力電圧を0.6Vから入力電圧の範囲で設定が可能なほか、初期突入電流を最小化するSoftstart機能を搭載しているため、「パワーOK」または「低バッテリ」検出機能を利用することができる。
また、ボード面積は内蔵した2つのRDSon 35mΩのスイッチおよび位相補償コンポーネントにより、最小化することが可能で、小型の3mm×3mm TQFNパッケージにてすでに提供されている。