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Firefox 6の正式リリースは8月16日(米国時間)になるとみられている。日本では8月17日には利用できるようになりそうだ。6週間のリリースサイクルを考えると、「Firefox 7」は9月27日あたりでリリースされることになる。このFirefox 7からはアドオン/エクステンションの扱いが変わるという。これまでサードパーティ製アプリケーションがユーザの承認を得ずにアドオン/エクステンションをインストールするという問題があったが、この問題にメスが入ることになる。
説明によると、Firefox 7を起動すると、一度だけ「Select Your Add-ons」というダイアログが起動してくる。ダイアログにはインストール済みのアドオン/エクステンションの一覧が表示されており、ユーザが自分でインストールしたアドオン/エクステンションは現状のままチェックが入り、サードパーティ製アプリケーションが勝手にインストールしたものはチェックがはずされた状態になっている。つまり、ユーザが明示的に許可しない限り、サードパーティ製アプリケーションがインストールしたアドオン/エクステンションは無効化されることになる。
この機能はすでにFirefox 8 Nightlyに導入されているほか、Firefox 7 Auroraにも今週中には導入される予定になっているという。なおMozillaでは、たとえユーザがインストールしたアドオン/エクステンションであっても、使っていないものがあるなら無効化することを薦めている。
Mozillaはサードパーティ製アプリケーションがインストールするアドオン/エクステンションには有益なものがあるとしながらも、起動時間とページの読み込みを遅くし、UIに不要なものを追加し、セキュリティ上の懸念にもつながるとして、勝手にインストールされることは好ましくないという立場をとっている。
Firefox 7からはサードパーティ製アプリケーションがインストールしたアドオン/エクステンションのデフォルトの対応も変わるという。Firefoxがサードパーティ製アプリケーションによってインストールされたアドオン/エクステンションを発見すると、自動的に無効化して利用されないように変更するという。ユーザが明示的に有効にするまでは利用されなくなる。こうした仕組みに変更することで、あくまでも制御権をユーザに持たせるとしている。