Microchip Technologyは、同社のPIC32向けの「Low-Cost Controllerless(LCC) LCD Graphic Pictail Plus Daughter Board」を発表した。このDaughter Boardを利用することで、外部にGraphic Controllerを別に用意することなく、最大16bit(65万色)のグラフィックをPIC32から直接利用することが可能になる。
このDaughter Boardを利用することで、PIC32のオンチップメモリとDMAコントローラなどを利用して、Parallel Master Port経由で8bit(256色)のGUIを直接表示することが可能である。またボード上に搭載した256KBのSRAMを使うと、WQVGAサイズで16bit Colorの表示も可能となる。
このDaughter Boardは同社のExploler 16開発ボード、もしくはPIC32のStarter Kit(例えばPIC32 USB Starter Kit 2)と組み合わせて利用する形となり、同じくMicrochipから提供される3.2inch QVGA LCDパネルあるいは4.3inch WQVGA LCDパネルを利用しての表示が可能である。同社はまたGraphics Libraryを無償で提供しており、産業向けコントローラや各種家電、温度計や電子玩具などの民生機器、車載関連機器など幅広い用途向けに必要なGUIを容易に構築できると説明する。
なお、LCC Graphics PICtail Plus Daughter Board(Part # AC164144)は89.99ドルで同社が運営するmicrochipDIRECTにてすでにオーダー可能となっている。