アメリカンファミリー生命保険は8月12日、2009年9月まで保険販売を委託していた代理店において顧客情報が不正に取得され、第三者に売却された可能性が高いことが判明したことを発表した。
同日時点で、顧客情報の不正利用は確認されていない。
今回、不正取得の疑いあがる顧客情報の件数は1万2,902件で、項目は「契約者および被保険者の氏名・郵便番号・自宅住所・自宅電話番号・生年月日・年齢・性別」、「契約者の勤務先名・連絡先電話番号、被保険者続柄、契約タイプ・契約プラン・契約種類、合計保険料」。銀行口座とクレジットカード番号は含まれていない。
不正売却が発覚した経緯は、同社が他社からの情報提供に基づき、売却先である名簿販売業者から当該データを入手・分析したところ、顧客情報確認したというもの。不正取得元の代理店であるアイエーパートナーズは2009年9月4日、同社代理店インフォリッジとの合併吸収により代理店業務を終了しており、当該データは2009年6月以前のものである可能性が高いという。
同社はすでに今回の件について当局へ届出しており、警察にも報告する予定。