東芝は、ブラジルのセンプ東芝インフォルマティカ(STI)と、半導体設計の合弁会社を設立したことを発表した。

新会社の名称は「STIセミコンダクターデザインブラジル(STI Semiconductor Design Brasil Ltda.)」で、代表者にはSTIのアフォンソ・アントニオ・ヘンネル社長が就任した。資本金は400万ドルで、出資比率はSTIが70%、東芝が30%。

同新会社設立は、2006年4月に地上波デジタルテレビの導入に際して日本方式を採用したブラジルと日本の両国政府間における協力関係の構築、およびそれに関連したブラジル電気電子産業の発展にかかる協力枠組みの趣旨に沿うもので、新会社はブラジル国内で需要が期待される各種カード、無線タグなどに搭載される無線ICの設計から業務を開始する予定としている。