富士ゼロックスは、同社が展開する中国統合リサイクルシステムの拠点である、富士ゼロックスエコマニュファクチャリング(蘇州)において、使用済み商品・消耗品などの再資源化率が2010年度に99.8%となり、「廃棄ゼロ」を達成したと発表した。
富士ゼロックスエコマニュファクチャリングは、2008年1月から稼働し、中国全土から回収した複合機・複写機などの使用済み商品やカートリッジを、鉄系、アルミ系、レンズ、ガラス、銅系など70のカテゴリーに分解・分別し、再資源化している。稼働から2011年3月までの間に、約1,500トンの再生資源量を創出したという。
同社では、1995年に再利用部品を導入した商品を日本市場に導入し、資源循環システムを本格稼動、2000年8月に回収した使用済商品の「廃棄ゼロ」を実現した。また、2004年12月にアジア・パシフィック地域の統合リサイクルシステムの拠点として、タイに日本と同じ品質のシステムを稼働し、2009年度に「廃棄ゼロ」を達成している。