東芝ソリューションは、翻訳ソフト「The翻訳シリーズ」のラインナップを一新し、「The翻訳プロフェッショナルV15」、「The翻訳エンタープライズV15」、「The翻訳エンベデッドV15」として、販売活動を開始すると発表した。価格は89,250円から。
「The翻訳プロフェッショナルV15」は、過去に訳した表現の自動参照機能などの翻訳支援機能で翻訳業務をサポートする、PC版の英日/日英翻訳ソフトで、従来の「The翻訳 2009 プレミアム」の後継商品として9月9日より販売する。搭載辞書語数は485万語で、搭載翻訳メモリ用例は25万例。対応OSは、Windows XP/Vista/7。価格は89,250円。
The翻訳エンタープライズV15は、企業での大規模利用や大量文書の翻訳にも適用できるサーバ版の翻訳ソフトに、The翻訳プロフェッショナルを加えた、企業向けの商品。英日/日英翻訳ではサーバ・PCでユーザ辞書を共有できる。英日/日英翻訳、中日/日中翻訳に対応し、価格は168万円から。対応OSは、Windows Server 2008(Hyper-V環境はサポート対象外)。リリースは10月末の予定。
The翻訳エンベデッドV15は、業務アプリケーションへの組み込み用のエンジンライブラリで、9月末リリース予定。価格は個別見積もりとなっている。
The翻訳プロフェッショナルV15とThe翻訳エンタープライズV15は、翻訳メモリツール「SDL Trados Studio 2009」との連携機能を新たに搭載し、SDL Trados Studio 2009での翻訳候補としてThe翻訳の訳文を表示することができる。
また、The翻訳独自の機能の「セレクトコーパス翻訳」を強化し、これまで名詞だけだった適用範囲を動詞にも拡張した(英日翻訳のみにおいて機能拡張)。
なお、The翻訳プロフェッショナルV15用の専門辞書パックや特許エディションも販売され、専門辞書パックは搭載辞書語数745万語、搭載翻訳メモリ用例65万例で、価格は129,150円。特許エディションは、搭載辞書語数767万語で、特許用例/基本用例/ビジネス用例/技術用例など搭載翻訳メモリ用例67万例を収録する。価格は192,150円。