東北電力は8月10日、電力需給が逼迫している状況を踏まえ、同日の気温上昇による需要増加を考慮して、需要を1,290万kWと想定したことから、東京電力からの電力融通を140万kW追加し、合計170万kWの電力融通を緊急措置として受けることにしたと発表した。
同日の電力供給力は、供給力は1,347万kW、想定需要は1,290万kW、予備率4.4%と想定されている。
東北電力は8月8日より、猛暑の影響から電力需給が逼迫しているとして、東京電力から電力融通を受けている。8日は最大110万kW、9日は最大140万kWの電力融通を受けていたが、10日は緊急措置として、170万kWの電力融通を受けることとなった。
10日現在、第二沼沢発電所の45万kWをはじめ、約100万kWの供給力が減少している状況にある。各発電所で調査・復旧作業を実施しているが、具体的な復旧時期は未定。