Intersilは8月8日(米国時間)、5V動作、低ノイズ、チョッパ安定化方式によるゼロドリフト、レールツーレール入出力などを特長とする、プレシジョンオペアンプ「ISL28134」を発表した。

同製品は、圧力センサ、温度センサ、各種メディカルセンサ、歪み計、慣性センサなどが接続されるアナログフロントエンド段(AFE)での小信号増幅向けソリューションとして提供されるほか、低ノイズが求められる計装システムにおける、24ビットΔΣ型A/Dコンバータなどの前段での増幅にも対応可能だと同社では説明している。

0.1Hzから10Hzの範囲のノイズ電圧が0.25μVppなほか、オフセット電圧最大2.5μVと温度ドリフト最大15nV/℃を実現している。また、消費電流は675μAで、入力・出力ともにレールツーレールに対応し信号レベルを最大限に確保できるほか、135dBのCMRR性能により差動入力構成での誤差を排除することが可能となっている。

すでに8ピンSOICパッケージで量産出荷を開始しており、1,000個受注時の単価は0.91ドルからとなっている。

Intersilのプレシジョンオペアンプ「ISL28134」