台湾HTCは8月8日、開発者向けポータル「HTC Dev.com」を開設した。開発者が必要なツールとリソースを一元的に提供するものだが、サイト開設時、ブートローダーアンロックはまだ提供されていない。

HTC Dev.com

HTC Dev.comは、開発者向けの取り組みを強化するという同社の戦略の一環となる。ツールとしては、「OpenSense SDK」「Unlock Bootloader」「Kernel Source Code」の3種が並んでおり、リソースしてはAndroidとWindows Phoneの2種類がある。

HTC Sense SDKは、「Common Contorols」「Stereoscopic 3D(S3D)」「Tablet Pen」の3種のAPIを提供。これを利用してタブレットを含む同社のAndroid向けUI「HTC Sense」エクスペリエンスとの統合が可能となる。利用にはAndroid SDKが必要。同SDKは現在アーリーアクセス版で、今後も機能を追加するという。Unlock BootloaderはHTC端末のブートローダーのロックを解除するWebツールとなる。現時点では、「まもなく提供予定」となっている。Kernel Source Codeは、HTCの各種Android端末のコード、バイナリなどを入手できる。