マイコミジャーナルのエンタープライズchに先週掲載された記事のうち、週間アクセスランキングTOP10にランクインした記事をまとめて紹介します。
第10位 Java SE 7、Apacheプロダクトをクラッシュさせるバグ - データ破損も
既報のとおり、Javaの最新版となる「Java SE 7」が7月28日(米国時間)に公開した。4年半ぶりに実施された待望のメジャーアップグレードバージョンであり、さまざまな新機能が追加されている。しかし、早急なアップグレードには注意が必要かもしれない。特に「Apache Lucene Core」および「Apache Solr」を使っているユーザは、しばらくアップデートを見送らざるをえない状況と言える。バグのためインデックスデータが破損する可能性がある。
第9位 東工大など、世界最高のリチウムイオン伝導率を示す超イオン伝導体を発見
東京工業大学を中心とする研究グループは、世界最高のリチウムイオン伝導率を示す超イオン伝導体を発見したことを明らかにした。
第8位 Firefox、大量タブ使用時のパフォーマンスはChromeを圧倒
150タブを開くという高負荷時における性能はFirefoxの圧勝のようだ。Mozillaは現在、Firefoxにおけるメモリアロケーションに関してさまざまな方法を模索しており、最近の実装はすでに通常負荷時でメモリの使用量を削減することに成功している。この新しいメモリアロケーションは高負荷時にはどういった振る舞いを見せるのか、メモリアロケーション関連の開発に従事しているGregor Wagner氏がベンチマークの結果を発表した。FirefoxはChromeを大きく引き離す性能を実現している。
第7位 Java SE 7登場
Oracleは7月28日(米国時間)、Javaの最新版となる「Java SE 7」を公開した。9,494個のバグ修正、1,966個の機能拡張、9,018個の変更が実施された4年半に渡る開発の成果物となる。JDKおよびJRE のWindows版、Solaris版、Solaris SPARC版、Linux版が提供されており、それぞれ32ビット版と64ビット版が用意されている。Mac OS X版は提供されていない。
第6位 ChromeがMac OS X Lion対応、 2本指スワイプで「戻る」「進む」
Chrome Devチャンネルの最新版「Chrome 14.0.835.2」においてMac OS X Lion向けの対応が追加された。2本指による左右へのスワイプで「次のページへ進む」「前のページへ戻る」の操作が可能。Appleが提供する Safariを除いて、主要ブラウザとしては初めてLionの新しいジェスチャーへ対応したブラウザとなる。
第5位 ISSの日本実験棟「きぼう」の電力系統に異常が発生、ICSへの給電が停止
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は8月3日、8月1日8時10分(日本時間)頃に国際宇宙ステーション(ISS)の日本実験棟「きぼう」において、電力系統の異常が発生したことを明らかにした。これにより、衛星間通信システム(ICS)への給電が停止したという。
第4位 【レビュー】IE9をアンインストールしてIE8に戻す方法
IE9 PPまでは単体のアプリケーションとして提供されていたIE9だが、IE9 Betaからはアップグレードの一部として提供されることになる。つまり、一度IE9をインストールすると、IE8の代わりに動作するようになり、アプリケーションのアンインストールでは元に戻せなくなる。IE9 Betaを試したあとにIE8に戻そうとしても、アンインストールの一覧にはIE9は見つからない。しかしIE8へ戻すことは可能だ。
第3位 優れたプログラマになる秘訣は「我慢して他人のコードを読む」 - DailyJS
プログラマであれば誰しもより優れたプログラマになりたいと考えるだろう。しかしながら、いくら努力してもいまいち自分のスキルの上達を感じられない方も少なくないだろう。これは以前からよく言われていることだが、Alex Kessinger氏が7月25日(英国時間)にDailyJSに投稿した「Code Pollution」という記事がそのあたりの話を端的にまとめていてわかりやすい。より優れたプログラマになる最良の方法は、既存のソースコードを読むことだ、と説明している。
第2位 直感的なJavaScriptプログラミングを実現する新ライブラリ「Sugar」
シンプルで直感的に扱える新しいJavaScriptライブラリが登場した。既存のJavaScriptフレームワークと衝突しないように開発されており、JavaScriptを使った開発効率を向上させるライブラリとして注目される。ライブラリは「Sugar」と呼ばれている。JavaScriptを扱う開発者は一度チェックしておきたいライブラリだ。
第1位 Googleが開発! 高速データベース「LevelDB」登場
Googleから新しいプロジェクトが公開された。高速なキーバリューデータベースライブラリ「LevelDB」だ。2条項のBSDライセンスのもとでオープンソースソフトウェアとして提供されている。対象言語はC++。BSDライセンスを採用した上にさまざまな操作が高速ということになると、 LevelDBが採用されるシーンはかなり多いのではないかと考えられる。
※編集部注: 本稿で紹介している記事アクセスランキングは、右の「アクセスランキング」とは集計期間が異なるため、順位が異なる場合があります。