MMD研究所は8月4日、全国主要都市(8都市・15地域) において実施した、超高速モバイルデータ通信であるUQ WiMAX、NTTドコモ Xi、ソフトバンク ULTRA SPEED の接続スピード実測比較調査の結果を発表した。
いずれのモバイルデータ通信も、首都圏・地方主要都市ともにPCでのWebブラウジングではほとんどストレスがないレベルの接続速度が計測された。同社は、「UQ WiMAXのエリアに比べ、ソフトバンクのウルトラスピード、NTTドコモのLTEエリアは地方都市ではまだ対象エリアが少ない印象を受けた」とコメントしている。3Gレベルではまだ接続にストレスを感じる結果となった。
今回、実効速度だけでなく、Youtube動画の読み込み開始から再生されるまでの動画の立ち上がり(サムネイルをクリックしてから再生可能になる)までのタイムラグも調査が行われたが、ほぼ全調査地でUQ WiMAXが最も速く、約4~5秒台で再生が可能であるという結果が得られたという。
Wi-Fiルーター端末の使用感においては、「UQ WiMAXのURoad-8000とソフトバンクの007Zがサイズ、軽さともにコンパクトでともに持ち運びやすい印象を受けた。特にURoad-8000は女性調査員からの評価が高かった。NTTドコモのL-09Cは、タテヨコのサイズは他の2つに比べ一回り大きくやや重量感もあるが、最も薄い点は魅力」とコメントされている。
バッテリについては、「UQ WiMAXのURoad-8000はほぼ1日バッテリーを補充することなく使用できたが、他の2機種は調査が長時間になると途中で充電が必要になるケースもあった」としている。