「Mentor Embedded Inflexion User Interface(UI)」によりSPEArプロセッサを用いたシステムで2D/3DのUIを容易に開発することが可能となる

STMicroelectronicsは、ARMコアベースのプロセッサ「SPEAr(Structured Processor Enhanced Architecture)」ファミリ向けに対応させたMentor Graphicsのソフトウェア「Mentor Embedded Inflexion User Interface(UI)」を発表した。同UIをSPEArに統合することで、コンピュータ周辺機器、通信機器、産業機器、オートメーション装置などの分野の組込み制御アプリケーションにて製品差別化に向けた2D/3Dのユーザ・インタフェースを容易に導入することが可能になるという。

同ソフトはAndroid、LinuxおよびNucleusで使用可能で、現在、ARM A926EJ-Sコアを搭載した「SPEAr 320」で使用可能であり、近日中に、ARM Cortex-A9ベースの「SPEAr1300」でも、搭載されているOpen GL/ESグラフィックス・アクセラレーション機能を利用できるようになる予定としている。

また、SPEArプロセッサは90/65/55nmの高速CMOSプロセスを採用しており、1コアもしくは2コアのARMプロセッサコアを搭載しているほか、広範なアプリケーションに通信・接続オーディオ・ビデオ機能を提供する複数のIPブロックが内蔵されている。