Texas Instruments(TI)は、ARM Cortex-Mマイコンとして第4世代となる「Stellaris」の量産を開始したことを発表した。

同世代では、最高80MHzの動作に対応したほか、最大512KBのフラッシュメモリ(50MHz動作までは0ウェイト・ステート、50MHzを超える動作ではプリフェッチ・バッファを使用)、2個の12ビットA/Dコンバータ(ADC)を搭載し、10/100MbpsイーサネットMAC/PHY、CAN、USB(Host/Device/OTG)、I2S、I2CおよびUARTの通信機能などを前世代に比べて強化している。

また、フラッシュの容量に対してSRAM容量の割合が高いため、通信に必要なプロトコルを効率よく使用することが可能なほか、StellarisWareソフトウェアがROM内にプログラムして出荷されるため、各種アプリケーションの開発を早めることが可能となっている。

なお、同製品は1000個受注時で、単価(参考価格)が2.00ドルからとなっているほか、256KB以下のフラッシュメモリ容量向け開発キット「DK-LM3S9B96」および、384K~512KBのフラッシュメモリ容量向け開発キット「DK-LM3S9D96」がそれぞれ参考価格425ドル、256KBおよび512KBのフラッシュ・デバイス向け評価キットは参考価格99ドルでそれぞれ供給中となっている。