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OracleのLinuxチームは8月1日(米国時間)、Oracle Linux 5系の最新版となる「Oracle Linux 5.7」を公開した。x86版(32ビット)とx86_64版(64ビット)が用意されている。Oracle LinuxはRed Hat Enterprise Linuxをベースにカスタマイズが施されたディストリビューション。Red Hat関連のドキュメントやトレードマークなどが削除/変更されているほか、バグの修正、ドライバの追加や更新などが実施されている。
Oracle Linux 5.7で利用できるカーネルパッケージは次の3つが用意されている。
- Unbreakableエンタープライズカーネル - デフォルトでインストールされるカーネル。起動も基本的にはこのカーネルが使われる。
- Red Hat互換カーネル - デフォルトでインストールされるカーネル。
- バグ修正などを実施したRed Hat互換カーネル - デフォルトではインストールされない。手動でインストールして利用可能。
RHEL 5.7がリリースされたのが7月21日(米国時間)であることを考えると、Oracle Linux 5.7はRHEL 5.7の正式リリースから11日で追従したことになる。5月31日(米国時間)に公開されたOracle Linux 6.1はRHEL 6.1のリリースから12日後にリリースされており、2週間以内の追従を実現している。RHELベースのディストリビューションとしてはOracle Linuxがもっとも追従が速い。