内田洋行は、同社が提供しているERP/基幹業務システム「スーパーカクテル」シリーズにおいて、販売管理システム「スーパーカクテルデュオ販売」、および会計管理システム「スーパーカクテルデュオ会計」の新バージョン(Ver.7.0)を開発し、8月4日より販売を開始すると発表した。
新バージョンでは、顧客サービス向上のための顧客情報管理や、適切な経営判断のための経営分析を行うことができる機能強化を行っているほか、IFRSに対応している。
販売の顧客情報管理の強化では、顧客管理画面から企業ホームページやメーラーの起動がワンクリックで可能になったほか、顧客からの問合せを商品別、得意先別、営業担当者別や種別(クレーム、質問など)などで抽出・分析する機能を追加した。
経営分析機能、業務品質向上機能の強化については、会計では事業別・地域別などのセグメントを複数の切り口で組みかえる機能を追加しているほか、販売では、売上実績に受注を加味した期末・月末の売上・粗利予測を行う機能を強化している。また、販売では発注支援機能の強化を行い、未来日付において適正在庫割れが予測される商品の発注候補リストを作成する機能を追加しており、Excelの専用テンプレートを使い、適正在庫割れが予測される商品の将来在庫と適正在庫を一覧で確認しながら、発注数・納期を確認・変更できる。
IFRSへの対応では、会計でIFRS で必要とされる「財政状態計算書」「包括利益計算書」を単体決算ベースで出力可能になったほか、日本基準とIFRS 基準の各々で残高・仕訳を保持することや、企業が会計方針の変更を行った場合や財務諸表の表示変更をした場合の過年度遡及修正に対応している。
一方販売では、IFRSで採用される検収基準・着荷基準に加え、「みなし検収基準」に対応した。
販売価格は、「スーパーカクテルデュオ販売」が240万円、「スーパーカクテルデュオ会計」が180 万円(それぞれ税、サポート料は別)から。