STMicroelectronicsは、3軸加速度および3軸角速度の検出が可能なMEMSセンサモジュール「LSM330DL」を発表した。
同製品は、最大16gの加速度と、ピッチ/ロール/ヨー軸における最大2000dpsの角速度を検出することが可能。デジタル出力の3軸加速度センサと3軸ジャイロ・センサを1パッケージ化することでシステムのロバスト性を高めることが可能なほか、加速度と角速度を検出する構造体の設計を採用したことで、熱や機械的負荷に対する安定性が保証されるという。
また、チップおよびシステムレベルで電力効率を高めるため、パワーダウン・モードとスリープ・モードの他、内蔵FIFOメモリ・ブロックを活用することで、モジュールとホスト・プロセッサ間の継続的な通信が不要とすることが可能だ。
なお、同製品はすでに量産出荷を開始しており、単価は、大量購入時で約3.80ドルとしている。