エプソンは、斜め後ろから投影しても本体を動かすことなく、レバーをスライドするだけで台形補正が可能な「スライド式ヨコ台形補正機能」搭載モデルを含む、プロジェクタ6機種を発表した。9月より順次発売される。
新たに発表されたのは、3,000ルーメンでXGA対応の「EB-X14」、2,800ルーメンでWXGA対応の「EB-W12」、2,800ルーメンでXGA対応の「EB-X12」、2,800ルーメンでSVGA対応の「EB-S12」、2,600ルーメンでSVGA対応の「EB-S02」のスタンダード5モデルと、4,000ルーメンでXGA対応の多機能パワーモデル「EB-1880」の計6機種。「EB-1880」は10月より、その他は9月より発売される。
価格はすべてオープンプライスだが、同社直販サイト「エプソンダイレクト」の価格は、以下の表の通り。
商品名 | 明るさ | 解像度 | エプソンダイレクト価格 |
---|---|---|---|
EB-X14 | 3,000ルーメン | XGA | 99,980円 |
EB-W12 | 2,800ルーメン | WXGA | 89,800円 |
EB-X12 | 2,800ルーメン | XGA | 79,980円 |
EB-S12 | 2,800ルーメン | SVGA | 49,980円 |
EB-S02 | 2,600ルーメン | SVGA | 39,980円 |
EB-1880 | 4,000ルーメン | XGA | 239,980円 |
「スライド式ヨコ台形補正機能」は、「EB-S02」を除く5機種に搭載され、左右30度までなら、斜め後ろから投影しても、プロジェジェクタのレバーを手動でスライドさせることにより、台形補正を行い、画面を長方形に補正してくれる。また、縦方向の台形補正は、全機種が自動で対応する。
そのほか、EB-X14では、スタンダードモデルとしては、同社初となる3,000ルーメンを実現したほか、EB-W12、EB-X12、EB-S1では、明るさを従来機の2,600ルーメンから2,800ルーメンにアップしたほか、コントラスト比も従来の2,000:1から3,000:1に強化している。また、EB-1880では、新たにHDMI端子を搭載している。
また、全機種でD-SubやRCA端子のほか、USB端子があり、映像と音声をUSBケーブルを使って転送でき、EB-S02は1W、EB-1880は10W、その他は2Wのスピーカーを搭載する。
エプソン販売 取締役 販売推進本部長 中野修義氏は、「従来のプロジェクタは大画面を見る、共有するという目的で利用されきたが、エプソンのプロジェクタは電子黒板ユニットを利用すれば、意見やポイントをその場で書き込むことができ、そのままPCに保存することもできるインタラクティブなプロジェクタだ」と述べ、今後はプロジェクタを、会議を活性化、効率化するツールとして提案していくとした。
同社では、プロジェクタ新商品全体の今後1年間の販売台数を約6万台としている。