NHKは、2011年に放送する同局の宇宙関連番組と連動したコンテンツをインターネット上で発信し、視聴者とのコミュニケーション取るWebサイト「NHK宇宙チャンネル」を8月1日より本格オープンしたことを発表した。

同サイトは2011年4月よりプレオープンという形で開設されていたが、8月1日からは複数のオリジナルコンテンツを加える形で、本格オープンとなった。

新規追加となったコンテンツは「プラネタリウム」、「星空メッセージ」、「みんなの星座」の3つで、すでに4月より公開している「宇宙図鑑」、「スペシャルツアー」に追加される形での提供となっている。

プラネタリウムは全天88星座や5000個の恒星、代表的な天体を天球上に配置し、1900年から2100年までの日時や場所(世界各地)を指定して、その時々の星空を楽しむことができる。また、各星座や天体は宇宙図鑑コンテンツや関連する番組情報にリンクしており、それらの関連コンテンツから詳しい情報を見ることができるようになっている。

星空メッセージは、プラネタリウムの特定の日付の空に、誰かに宛てたメッセージを送ることができるというもの。内容としては「誕生日おめでとう」「おつかれさま」などが可能としており、星が流れるように表示されるという。なお、表示されるメッセージは、事務局側がチェックを行い、不適切と思われるメッセージについては取り扱わないとしている。

みんなの星座は、プラネタリウムに表示される星座を、閲覧者の創造力で思い思いに書き直し、新しい星座を作れる機能。作成された星座は同サイト上に公開され、NHKでは星空への思いを共有できる場にしたいとしている。

なお、NHKでは2011年に宇宙にまつわる番組を多数放送するとしており、高感度カメラをISS(国際宇宙ステーション)に積み、宇宙と地球の境目で起こる天文現象の撮影に挑む特集番組「宇宙の渚」や、宇宙の姿を映像で描き出す定時番組「コズミックフロント」、NASAの宇宙船で流れる一曲に宇宙の映像やその時代の映像を合わせて5分間で届ける「宇宙からウェイクアップコール」などが予定されているという。

8月1日より本格オープンした「NHK宇宙チャンネル」

みんなの星座では、自由に新しい星座を作ることが可能で、それを同Webサイト上で公開することも可能