SAP Japanは8月2日、企業内のデータ資産の発見・理解から、定義、監視、統制までの一連の企業データ管理作業を行う製品「SAP BusinessObjects(TM) Information Steward」の提供を開始した。
同社は、企業では現在、どのようなデータがどこに存在し、どのように活用されているのかを理解し、データの鮮度・品質・信憑性を保つために効果的なデータ統制を行うことが求められているなか、企業のデータ資産に関する信頼性を継続的に確立し、ライフサイクル全体を通じて責任を持つ「データスチュワード」という役割が求められているとしている。
こうした「データスチュワード」を支援する製品として同製品は位置づけられている。同製品では、データプロファイリング、メタデータ分析、ビジネス用語の分類、データクレンジングルールの定義機能に加え、ダッシュボードなどによるデータ品質の可視化や継続的な管理・監視を、統合された環境下で行うことを可能にする。
これにより、データ品質に関する問題が瞬時に識別されて向上されるほか、IT部門と業務部門が共通の環境を通じてコミュニケーションを行えることで、効率の向上とコスト削減が実現される。