Firefox web browser - Faster, more secure & customizable |
主要ブラウザのデザインは、いかにコンテンツ表示領域を広げ、それ以外のボタンやメニュー、ツールバーなどを小さくするか、あるいはコンテキストに応じて表示させることで、常時は表示しないようにするといった方向へ進んでいる。
Firefoxもコンパクトデザインを模索しており、5月20日(米国時間)には実験的な取り組みとして、アドレスバーを非表示にするエクステンションLessChrome HDを発表した。Mozilla Labsはその後も取り組みを継続。別のアプローチとして「OneLiner」と呼ばれるエクステンションを公開した。OneLinerはLessChrome HDとは異なり、アドレスバーは表示したままにする。代わりにほかのUIがコンパクト化され、タブを含め1行にまとめられている。UIの方向性はIE9と同じ。
コンパクト化するにあたって、「戻る」「進む」のナビゲーションボタンは必要がなければ表示されなくなり、必要に応じて表示されるようになる。
検索フィールドはボタンのみとなり、検索ボタンを押すとシステムクリップボードのテキストをペーストした検索ページを表示するという動作になる。
アドレスバーを非表示にするUIはセキュリティ上好ましくないという意見も多い。OneLinerはアドレスバーは残したままUIをコンパクトにまとめており興味深い。OneLinerのインストール後、Firefoxの再起動は必要なく、インストールした段階でUIが切り替わる。