ゼットエムピー(ZMP)は8月1日、同社が提供する次世代自動車の研究用プラットフォーム「RoboCar 1/10 Lite」に、MicrosoftのXbox 360 Kinect用センサ「Kinect」を搭載したモデルの受注を開始したことを発表した。
RoboCar 1/10は実車の1/10サイズの次世代自動車研究用ロボットで、Kinectを搭載したことで、次世代自動車の研究だけでなく、楽しく自律移動ロボットの開発に参加するユーザが増えることが期待できると同社では説明している。
また、Kinectを使用してロボット・カーを制御プログラミングすることで、障害物の手前での停止や障害物を回避しての走行などの車体と障害物との距離の計測、前方のクルマや歩行者の追従、人間のジェスチャや音声を認識したアプリケーション、音源の位置を検出したアプリケーションなどの研究が可能になるとしている。
なお、価格はRobocar 1/10 LiteとKinect、ロボット・カーへの接続部品、サンプルプログラムなど、ロボット・カーで使用できるソフトウェアをセットにした形で69万8000円(税別)、アカデミック向けで59万000円(税別)としているほか、すでにRoboCar 1/10 Liteを持っているユーザーには追加オプションとして38万8000円(税別)、アカデミック向けで29万8000円(税別)にて提供するとしている。