凸版印刷は7月28日、環境省の平成23年度家庭エコ診断効果検証実測調査事業(うちエコ診断検証事業)を受託し、日本アイ・ビー・エムと共同で全国約1,000世帯の温室効果ガス排出状況を実測し、そのデータの分析を行うことを発表した。

うちエコ診断検証事業とは、家庭のエネルギー使用状況の把握と家庭の実情に合わせた省CO2/・省エネ対策を提案する「うちエコ診断」の受診家庭を対象に、家庭のエネルギー使用状況をモデル化することで、家庭の省エネ行動を支援するもの。

全国の家庭約1,000世帯を「うちエコモニター」として募集し、HEMS(ホームエネルギーマネジメントシステム)による電力使用量などの実測データの収集・解析を行う。このデータ解析をもとに各家庭のエネルギー使用状況をモデル化する。

IBMは、HEMSデータの収集・管理と分析を行うITインフラを構築し、統計解析やテキスト分析に技術やBAO(ビジネス・アナリティクス・アンド・オプティマイゼーション)で活用している製品を用いて、データの分析を行う。

IBMと凸版印刷による環境省「うちエコ診断」の検証事業の仕組み