ネットスプリングは7月27日、LDAPベースの認証アプライアンスサーバ「AXIOLE」について、IDの連携機能を強化した最新版Ver.1.10を開発したと発表した。同製品の出荷は2011年第4四半期に開始される予定。

同バージョンの特徴は、複数の拠点に分散配置されたAXIOLEおよびLDAP間のユーザーデータを反映する機能が実装された点。同機能によって、複数拠点を構える企業・組織において、各拠点でID登録などの管理を行いながらも、全体でID管理を統合することが可能になる。

具体的には、本社では本社スタッフ全員および工場の一部スタッフのユーザーIDのみを登録し、工場では本社が登録した以外に必要なユーザーIDを登録し、各ユーザーのマスタを更新することで整合性をとるといった運用が実現される。

ID管理連携機能の概念図

教育機関での適用例

価格には、本体、初年度のライセンス費用、保守費用が含まれ、99万円(1,000ユーザー版)からとなっている。