ソフトバンクテレコムは、オフィスの固定電話への着信をデータセンターを経由してソフトバンクの携帯電話やウィルコムのPHSに分散着信させる、企業向けクラウド型FMCサービス「スマートセントレックス」の事業継続計画(BCP)対策版を、8月より提供開始すると発表した。
利用料金は、初期費用が2,100円、月額費用が1,190円(いずれも1IDあたり)。なお、2011年9月末までに「スマートセントレックス」を申し込んだ場合、初期費用が980円、月額費用が1,190円の特別価格で提供する。
「スマートセントレックス」は、オフィスの代表番号などの固定電話への着信を、あらかじめ指定された複数台の携帯電話やPHSに自動的に分散着信させるサービス。これにより、災害時などにオフィスの電話が利用できなくなった場合でも、臨時オフィスや在宅勤務社員の携帯電話に着信できる。また、着信先番号の指定など必要な設定作業は、専用のサイトと電話から行える。
オフィスにかかってきた電話は、ソフトバンクテレコムのデータセンターに転送され、割り当てられた「スマートセントレックス」の専用番号から、指定の携帯電話やPHSへ分散着信させることができる。この分散着信機能により、1つの番号で最大4台への同時着信と2回線までの同時通話が可能となる。万が一電話に出られなかった場合は、ボイスメールに転送され、録音メッセージがあったことをあらかじめ指定されたメールアドレスへ通知する設定も可能。