富士通は7月22日、同社が再構築を受注していた日本ケンタッキー・フライド・チキンが運営するピザチェーン「ピザハット」のWebオーダーシステムが本稼働したと発表した。再構築に要した期間は約1年。
ピザハットのWebオーダーシステムのリニューアルは、富士通がデザインからハードウェア・システム構築までを一括して受注し、プラットフォームには同社のPCサーバ「PRIMERGY」、ミドルウェアには「Interstage」を導入している。
今回のWebオーダーシステムの再構築で、ピザハットはピザチェーン業界初となる24時間注文を実現。また玄関先での支払いが不要となるクレジットカード決済にも対応した。WebオーダーはPCや携帯電話のほか、iPhoneからも可能になった。携帯電話の操作性はFlashを使用してより直感的行えるようになっている(Androidスマートフォンへの対応は現時点では未定)。
さらに、ロイヤリティマーケティングが提供する共通ポイントカード「Ponta(ポンタ)」の利用にも対応。貯まったポイントは購入代金として使うこともできる。8月上旬には客が注文した商品に対して、割安のセット商品や客が保有しているクーポンから最適な組み合わせを見つけてより付加価値の高いサービスを提供する「おトク計算」機能の導入も予定している。
ピザハットでは、今回の新システム導入によって今後3年間でWebでの会員登録者数200万人を目指す。