クリーク・アンド・リバー社は、電子書籍データのフォーマット制作や制作プロセスを最適化するコンサルティングサービスを開始した。

電子書籍市場は、電子ブックリーダーの普及や、近年みられる流通基盤の拡大を背景に、これから大量の電子化ニーズが見込まれている。しかし現在、電子書籍の流通は、フォーマット、電子書店とも多岐にわたっており、多くの出版社では、どのフォーマットで制作し、どのようなプロセスで制作を行なえばよいのかという課題に直面しているという。同社では、そういった出版社に対して、出版物の特徴にあわせた最適フォーマットの提案などを行うほか、制作・校正プロセスを最適化することで、コストの極小化も図る。

また、同社は約5万名のクリエイターと、約1,000社のプロダクションをネットワークしており、出版社の電子書籍制作ニーズに対して、価格・数量ともに、柔軟に対応できるという強みを持つ。さらに、「.book」「XMDF」「EPUB」「MCBOOK」「CXMDF」「BookSurfing」など、あらゆるフォーマットに対応した制作が可能とのこと。今後同社では、早期に、月間1,000冊の制作体制を構築するとしている。