京都大学(京大)は、同大の田中克己 情報学研究科教授、大島裕明 同助教らの研究グループが「Yahoo!検索」の結果ランキング(検索結果の掲載順)を、独自に計算した専門度とメジャー度で並び替えを行う「判定サーチ」サービスを開発し、ヤフーの協力のもと「Yahoo!ラボ」にてWebアプリケーションとして公開したことを発表した。
「Yahoo!ラボ」は、Yahoo! JAPANの「研究開発プロダクト」のショーケースで、ユーザのフィードバックを受けながらサービスを育てるプラットフォーム。外部の教育研究機関やYahoo! JAPANのエンジニアが、新しい技術やおもしろいアイデアを盛り込んだプロダクトをスピーディに形にして、同サイトを通じて紹介するもの。
同サービスは、「Yahoo!検索」の結果に、そのWebページの性質を判定するための「専門度」(Webページの専門性の程度)と「メジャー度」(類似したWebページの多さ)の2つを付与して表示するもので、Yahoo!検索の元のランキングに対して、「専門度」と「メジャー度」を考慮した、再ランキングを行うことが可能となっている。
使い方としては、サービスの検索ボックスに調べたいワードを入力し、検索ボタンをクリックする。まずは通常の「Yahoo!検索」の結果ランキングが表示され、それをランキングチューナーを使って検索結果を再ランキング(並び替え)するというもの。
ランキングチューナーは、検索画面の右端に表示される三角形部分で、この三角形の中にあるピンをマウスでクリックして移動させることで、通常の「Yahoo!検索」の結果ランキングおよび、独自計算の専門度とメジャー度をブレンドすることができる。