グーグルは7月20日、マルウェアに感染していると思われるPCを用いて検索を行った一部のユーザーに対し、検索結果の上部に「マルウェア検出に関する通知」を表示するようにしたことを発表した。

同社は、最近データセンターの定期保守を行っている際に異常な検索トラフィックを検出したが、その送り元の企業のセキュリティー担当者と協力した結果、この振舞いをするコンピューターは特定のマルウェアに感染しているという結論に至ったという。

このマルウェアに感染しているPCでGoogle 検索を行うと、特定のプロキシサーバを通して通信が行われる。検索トラフィックの送信元が特定のプロキシサーバになっている場合は高い確率でマルウェアに感染していると判定され、以下の通知が表示される。この通知が表示された場合は、通知内のリンクをクリックして表示された手順に従ってマルウェアを削除する。

マルウェアに感染しているPCを使っていると判断された場合に表示されるメッセージ