フォティーンフォティ技術研究所は、同社のウイルス対策ソフト「FFR yarai」のエンジンを搭載したマルウェア自動解析ツール「FFR yarai analyzer」の出荷を開始したと発表した。
FFR yarai analyzerは、データファイルやプログラムの挙動を自動的に解析しマルウェアを検出するツール。解析結果はレポートで出力され、企業における製品出荷前のマルウェアチェックや社内に持ち込まれる外部デバイス検査、メールの添付ファイル検知センサーといった用途を想定している。
同製品の価格は初年度の保守料込で300万円(税別)。マルウェアのチェックは仮想サーバ環境で行われ、動作環境は以下の通り。
ホストOS | ゲストOS(マルウェア動的解析環境) | |
対応OS | Windows Server 2003 Windows Server 2008 |
Windows XP SP2以降 Windows Vista SP1以降 Windows 7 |
CPU | Intel Core2Duo 相当以上 | - |
メモリ | 2GB以上 | Windows XPの場合 : 512MB以上 Windows Vista / 7の場合 : 1GB以上 |
HDD | 32GB以上 | 16GB以上 |
その他 | 各OSはホスト・ゲストともに32bitのみ動作対象 |
なお、同製品の初年度販売目標は100本とされており、今後は海外市場での展開についても検討中だという。