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「Firefox Sync Server is now 100% Python」において、Mozillaが提供している環境同期サービス「Firefox Sync」のバックエンドサーバがすべてPHP実装からPython実装へ移行したことが伝えられている。負荷試験において取りこぼしがあり、移行当初はサービスがさばききれないという問題が発生したものの、現在では安定して動作していると報告がある。
コメント欄では、報告している本人がPHPからPythonへ移行した理由として次の項目を紹介している。
- Mozillaにおけるサーバシステムが全体としてPythonを使ったものへ移行しているため、この流れに合わせるため。
- PythonにはGunicornやGEvent、Greenletsのように活用できるWebスタックが豊富に存在する。
- パッケージ化するに当たってPythonの提供している機能がとても使いやすい。
- ORM/DBツールのSQLAlchemyのように活用できるライブラリが豊富にある。
- Web関連ではないが、ほかのプロジェクトでPythonを使ったライブラリを開発しているため、PHPよりもPythonが使えたほうが無難。
負荷試験において問題を発見できなかった理由として、試験用のスクリプトでサーバからのレスポンスすべてに返事を出していたわけではなかったこと、おかしな挙動の検出を怠っていたことなどが説明されている。