WQXGA/WQHDディスプレイ・パネルに対応するSoC「STDP9320」

STMicroelectronicsは、包括的ビデオ/オーディオ入力、先進的ビデオ品質および拡張機能を独自に統合したマルチメディア・モニタ用SoCファミリ「STDP9320/STDP9210/STDP7320」を発表した。

3製品ともに、DisplayPort1.2レシーバ/トランスミッタとHDMI1.4レシーバが統合されており、STDP9210は、3DフルHD(120Hz)に、STDP9320はWQXGA/WQHDディスプレイ・パネルに対応し、STDP7320はフルHD(60MHz)を含むWUXGAディスプレイ・パネルに対応している。

また、いずれもマルチストリーム・マルチモニタ・デイジーチェーンのサポートや、特許取得済みアクティブ・ビデオ・ウィンドウ検出およびファームウェア・アップデート機能のほか、同社の画像処理技術「Faroudja」などの機能が搭載されている。

さらに、4チャネルのLVDSおよびDisplayPort出力に加え、2チャネルのDVI入力、アナログ入力、TTL入力、SPDIF/I2Sなどのデジタル・ビデオ/オーディオ接続を備えているほか、QLVDS(Low-Voltage Differential Signaling)パネルからiDP(internal DisplayPort)やeDP(embedded DisplayPort)パネルまで、さまざまなパネル・インタフェースに対応することが可能となっている。

なお、STDP9320およびSTDP9210は521ピンのBGAパッケージで、すでにサンプル出荷が開始されている。また、STDP7320は、345ピンのBGAパッケージで、2011年第4四半期にサンプル出荷される予定となっている。