HDEは7月14日、メール誤送信と情報漏洩対策に特化したアプライアンスサーバ「tapirus G 2100」を7月19日より販売開始することを発表した。同製品の最大の特徴は、インバウンドとアウトバウンドの両方のメールのセキュリティ対策が可能になった点。
tapirus Gシリーズは、誤送信/情報漏洩のリスクがあるメールを自動的に抽出する。送信メールを一定時間保留して送信者自身や上長が確認できるほか、メールヘッダ・本文・添付ファイルなどに対して条件を設定して合致するメールを監査すること、添付ファイル付きメールをゲートウェイでパスワード付きZIPファイル形式に自動的に変換することなどが可能。
今回、「分散しているメールセキュリティの環境を集約したい」、「フィッシング詐欺などのアウトバウンドのメールのセキュリティ対策も同時に実施したい」といった顧客の声にこたえるべく、バージョンアップが行われた。
同製品により、インバウンドの迷惑メール/ウイルスメール対策、アウトバウンドのメールによる情報漏洩対策/メール誤送信対策を統合することが可能になる。
東日本大震災の教訓として、停電・節電のための機能が強化され、ハードディスクと電源が冗長化構成に対応したほか、オプションによるUSB連携がサポートされるようになった。
また、フィッシング詐欺対策としてアウトバウンドのドメイン認証技術「DKIM」、SMTP-AUTH、SSL/TLSによる受信制限にも対応した。
管理画面はデザインから見直しが行われ、情報システム部門、利用部門の担当者が利用しやすいような形で大幅な修正が行われた。複数台のtapirusサーバを1つの管理画面から一元的に管理することも可能になった。