ニフティは7月12日、2010年1月から提供しているクラウドコンピューティングサービス「ニフティクラウド」に、データのバックアップや大容量ファイルの保管場所などに利用できる「ニフティクラウドストレージ オープンβ版」を公開した。

このβ版サービスの公開対象となっているのはクラウドストレージの利用を検討している法人50社で、モニターの利用料金は無料となっている。

同サービスは、2011年9月に正式版が提供される予定となっており、今回のモニター募集は一部の機能を限定的に公開し、利用シーンに合わせた活用方法やAPI(REST)利用の検証などを目的として実施される。

ニフティクラウドストレージ概念図

同サービスは、オブジェクト追加/削除を行うPUT/GET ObjectメソッドなどのAPIを利用してアプリケーションからストレージを制御できることや、使用データ量に応じた従量課金(容量無制限)などが特長となっている。

モニターの募集締切は7月29日で、採用された場合の利用期間は7月12日から8月31日の期間内の1ヵ月間。モニター利用では正式サービス開始時にデータの移行ができないなどいくつか注意点が挙げられており、詳細はモニター募集要項で公開されている。