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オンラインビデオ共有サービスを提供しているMeFeediaがオンラインビデオに関する最新の分析データを「HTML5 Video Available on the Web - June 2011 Update」として公開した。オンラインビデオとしてはH.264を採用したHTML5ビデオが2010年以来成長傾向にあり、2月から比べると若干増加傾向が弱っているものの、その割合が69%に到達したことを伝えている。HTML5ビデオのほとんどはH.264で、WebMは2%以下に留まる。またOgg Theoraも成長傾向にあるものの、その伸びは緩やかなものだと伝えられている。
その他の傾向としてはモバイルにおけるマルチメディアの要求が高まっていること、ライブビデオといったリアルタイムビデオに対する要求が高まっていることが指摘されている。モバイルデバイスとしてはAndroidが急成長を遂げているほか、ほかのモバイルデバイスと比較してiPadからアクセスされた場合がもっとも高い再生率を見せていることも説明されている。
HTML5ビデオにおけるWebMの割合は2%以下と限定的なものだが、この割合はYouTubeの動向で大きく変わることになるだろうとMeFeediaの報告は指摘している。GoogleはYouTubeで提供しているコンテンツをWebMに変換して提供するとしており、YouTubeのコンテンツがすべてWebMに変換された場合、HTML5ビデオに占めるWebMの割合は大きく増加するものとみられる。