米Googleは7月11日(現地時間)、同社の電子書籍配信プラットフォーム「Google eBooks」にフル対応する電子書籍リーダーが、米国において17日(同)に発売されると発表した。
Google eBooks対応機能が組み込まれた初の電子書籍リーダーは「iriver Story HD」で、米小売チェーンTargetおよびTarget.comで発売される。価格は139.99ドル。6インチのe-Inkスクリーンで、XGA (768×1024)の高解像度を実現しているのが特徴。EPUBおよびPDFをDRM機能と共にサポートする。通信機能はWi-Fiで、オープンまたはユーザーが契約しているWi-Fiホットスポットに自動的にログインするEasy Wi-Fi Networkに対応。QWERTYキーボードを装備する。
Story HDを用いてユーザーは、300万冊以上の電子書籍を配信するGoogle eBookstoreに直接アクセスできる。電子書籍リーダーではBarnes & NobleのNookやSonyのReaderもGoogle eBooksプラットフォームをサポートしているが、これらではパソコンでGoogle eBookstoreから電子書籍を購入し、Adobe Digital Editionsをインストールしたパソコンから入手した電子書籍を電子書籍リーダーに転送する必要があった。Story HDではパソコンを介さずに、Wi-Fiを通じて電子書籍をブラウズ/購入し、すぐに読み始められる。