ON Semiconductorは、自動車、医療、コンシューマ市場向けEEPROMとして512kビット品「CAT24C512」、1Mビット品「CAT24M01」を発表した。2製品ともに、同社グレシャム工場で0.18μm 低消費電力CMOSプロセスにて製造され、SOIC-8、TSSOP-8、およびPDIP-8パッケージで供給される。CAT24C512の1万個注文時の単価は0.90ドル、CAT24M01の1万個注文時の単価は1.50ドルとなっている。
2製品ともに電源電圧範囲が1.8~5.5Vで、512Kビット品で256バイト、1Mビット品で128バイトのページ・ライト・バッファを採用している。標準100kHz、高速400kHzおよび高速プラス1MHzシリアルI2Cプロトコルをサポートしている。
また、同社は自動車向けデザイン用にAEC-Q100認定EEPROMシリーズも発表している。これらのデバイスは電源電圧範囲が2.5V~5.5Vで、標準および高速I2Cプロトコルをサポートしている。64kビット品「CAV24C64」と32kビット品「CAV24C32」はいずれも32バイトのページ・ライト・バッファを内蔵しており、2kヒット品「CAV24C02」、4kビット品「CAV24C04」、8kビット「CAV24C08」、16kビット品「CAV24C16」は16バイトのページ・ライト・バッファを内蔵しており、これらのデバイスも同グレシャム工場の0.35μmプロセスで製造される。
なお、これらのEEPROMはすべてデータ保持期間が100年で、100万回のプログラム/消去サイクルをサポートしているほか、2011年後半には、SPIインタフェースを備えた高集積度デバイスおよび車載用デバイスの両バージョンを含む製品が追加される予定となっている。