NECおよびNECフィールディングは、電力センサーを利用して、空調機器、照明機器、およびコンセントに接続した機器の消費電力、電力料金、CO2排出量を見える化する省エネオフィスサービス「エネパル Office」の販売を開始した。
価格(税別)は、基本構成で初期費用が980,000円(工事費除く)、月額利用料が39,000円(各種センサーを16個設置し、3年契約の場合)。
エネパル Officeでは、予め設定した消費電力量の目標値と、それに対する実績の進捗、および前月・前年同月からの増減を表示したり、対象オフィスの過去の電力消費パターンやセンサー情報を基に、時間帯ごとの想定電力消費量を自動的に算出して実績値と比較。この結果を基に、無駄な消費電力エリアや更なる省エネに向けたアドバイスを表示し、目標達成のための対策立案をサポートする。
また、温湿度センサーにも対応しており、温湿度と消費電力の状況とを併せて分析することで、空調機器が効率的に機能しているかを検証可能。今後は人感センサーや照度センサーにも対応予定だという。
各種センサーから収集したデータは、NECフィールディングのデータセンタに蓄積するため、利用者側で専用サーバを設置することは不要。また各種センサーは無線通信に対応しており、これによりセンサーの設置工事が容易となり、最短3週間でサービスを導入可能だという。