新日鉄ソリューションズ、オムロン、日本オラクルは7月6日、生産工場を含む事業拠点の電力消費ピークの低減対策を支援し、生産活動の継続と電力消費の省エネ化に役立つ仕組み「電力ピーク低減ソリューション」を提供開始すると発表した。
同ソリューションは、オラクルの電力・生産情報可視化アプリケーション「OracleManufacturing Operations Center」とオムロンの電力センサーを統合し、製造業の生産管理・設備管理に関する実績を持つ新日鉄ソリューションズが連携して提供するもの。
OracleManufacturing Operations Centerにはオラクルとオムロンが共同開発した、企業活動のエネルギー消費を一元管理するためのデータモデル「SSDM(Sustainability Sensor Data Management)」が実装されているほか、オムロンの管理指標となるる非付加価値エネルギーを自動算出する機能が提供される。
同ソリューションによって、電力利用が抑制されているなか、全社・各拠点の電力消費量の把握と電力ピークの分析を行い、生産情報と対比することでピーク時の対処計画を策定することが可能になる。加えて、特定拠点の生産増加要請に対して他拠点の生産を抑制するなどの意思決定を支援し、全社的な電力需要量を抑制することで、生産量に沿った拠点別の電力供給量の調整などについて電力会社と交渉することも実現する。
電力ピーク低減ソリューションの仕組み |