The Linux Foundationは7月6日、トヨタ自動車が同団体のメンバーに加わったことを発表した。ゴールドメンバーとして加盟している。
The Linux Foundationは、Linuxの普及促進を目的とする非営利組織。企業メンバーシップは、加盟料を支払うことで各種の活動に参加できるというもので、「Linuxへの投資が法的に、技術的に、または、プロモーションの観点から保護される」ほか、「メンバーのみが参加できるイベント/サミットへの参加」や「メンバーのみがアクセスできる資料の閲覧」などの特典が得られる。トヨタ自動車が加盟したゴールドは10万ドルのメンバーシップで、ボードメンバー3席分の立候補権限や、ワーキンググループの立ち上げ権限などが与えられるという。
トヨタ自動車 第1電子開発部 主査の村田賢一氏は、今回の加盟の背景について、「Linuxは、車載情報機器や車載通信に対する我々のお客様の期待に応えていくための進化に必要な柔軟性と成熟したテクノロジとを兼ね備えていると考えております。The Linux Foundationは、進化を加速するオープン イノベーションのもとで、世界の優れた技術企業と協力できる中立なフォーラムを提供してくれます」とコメントしている。