日本アイ・ビー・エムとエクサは7月5日、工場やオフィスのエネルギー関連データを定期的に収集・算出して可視化する製造業向けのソリューション「エネルギーの見える化ソリューション」の提供を開始した。

IBMは同ソリューションを活用した戦略策定コンサルティング・サービスや設備保全管理ソリューションを実現するフトウェア「Maximo」を提供し、エクサはシステム構築を担当する。

同ソリューションは、工場やオフィスに設置されている電力計やBEMS(ビルエネルギー管理システム)、FEMS(工場エネルギー管理システム)といった環境エネルギー情報収集装置からデータを収集し、電力使用状況の見える化を実現する。

最大の特徴は、製造業向けの専用のテンプレートを用意することで、最短3週間でシステム構築が可能な点。システムを構築後には、IBMのコンサルタントが電力削減施策の効果検証や改善提案を行い、適用範囲の拡張や再計画策定を支援する。

価格は400万円からで、SaaSモデルの場合は、初期費用300万円、月額費用20万円からとなっている(いずれも税別)。