Net Applicationsから2011年6月のOSシェアが発表された。Windowsがシェアを落とし、代わりにiOSがシェアを増やすという傾向が6月も継続した。シェアの上ではWindowsが支配的なプラットフォームであることに違いはないが、モバイルデバイスのシェアが無視できないほど大きくなってきたことも確認できる。発表されたシェアは次のとおり。
順位 | OS | シェア | 推移 | 備考 |
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1 | Windows | 88.29% | ↓ | ごく少ない割合だが長期に渡り下落傾向 |
2 | Mac | 5.37% | ↑ | |
3 | iOS | 2.63% | ↑ | 成長傾向 |
4 | Java ME | 1.12% | ↓ | |
5 | Linux | 0.95% | ↑ | |
6 | Android | 0.72% | ↓ |
順位 | バージョン別OS | シェア | 推移 | 備考 |
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1 | Windows XP | 51.13% | ↓ | 長期に渡って下落傾向 |
2 | Windows 7 | 27.13% | ↑ | 強く成長傾向 |
3 | Windows Vista | 9.52% | ↓ | 長期に渡って下落傾向 |
4 | Mac OS X 10.6 | 3.78% | ↑ | |
5 | iPhone | 1.41% | ↑ | 強く成長傾向 |
6 | Mac OS X 10.5 | 1.19% | ↓ | |
7 | Java ME | 1.12% | ↓ | |
8 | iPad | 1.03% | ↑ | |
9 | Linux | 0.95% | ↑ |
WindowsではWindows 7が強い成長を継続。代わりにWindows XPとWindows Vistaがシェアを落としている。しかしそれでもまだWindows XPのシェアは51.13%と過半数を確保しており、プラットフォームとして強い影響力を持っていることがわかる。
iPhoneやiPadで採用されているiOSが強い成長傾向を見せていることも最近の特徴となっている。iOSのシェアは2.63%とほかのモバイル系プラットフォームと比較してもきわめて高く、支配的なポジションになりつつあることがわかる。またiPadの伸びも強く、単一のプロダクトとして急ピッチで普及し、そして活用されていることがわかる。