リコーは6月29日、同日に開催された執行役員による経営意思決定機関である「グループマネジメントコミッティ」において、希望退職者の募集を行うことを決定したと発表した。
希望退職者を募集する理由は、「グローバルレベルでの競争が厳しくなるなか、競争力強化のため、収益構造を改善して行くことが不可欠と判断した」としている。
募集期間は7月1日~10月31日の予定で、募集人員は同社・国内のグループ会社で1,600名程度、退職日は8月1日から11月30日。
今回の希望退職者募集に伴って発生する特別退職加算金などの費用は、国内グループ会社合計で約230億円程度の見込みで、連結業績予想の変更はない。
同社は今回の施策に加え、国内も含めた全世界で退職不補充や採用見直しによる自然減等の社員の削減、外部流出業務の内部取り込み、社員の最適配置など、さらなる人員最適化の施策を引き続き行い、グループ合計で約1万人規模の人員を削減する。