NECは6月28日、ファイルサーバに格納されたデータを分散配置することで、データのバックアップ業務を効率化する「バックアップ時間短縮ソリューション」の提供を開始した。
同ソリューションは、バックアップストレージ製品「iStorage HSシリーズ」と、アーカイブソフトウェア「StorageForce」を組み合わせたもの。ファイルサーバに格納されたデータのうち、使用頻度の少ないデータをStorageForceが判別してiStorage HSシリーズに自動的に移行し、それらのデータは独自の重複排除技術「DataRedux」により、圧縮して保存される。
同社では、同ソリューションによって利用頻度の低いデータを移行することで、ファイルサーバへの投資を5年間で約60%抑制し、ファイルサーバの使用容量削減に伴ってデータのバックアップ作業に要する時間を最大40%短縮できるとしている。
同ソリューションの提供開始に合わせ、従来比約45%の省電力化と約60%の性能向上を実現した、iStorage HSシリーズのエントリーモデル「iStorage HS3-30T」を発売した。
iStorage HS3-30T(2.4TB) |
同ソリューションの価格は、iStorage HS3-30T利用字で378万円となっている。iStorage HS3-30Tのシングルノードモデルは298万円から。