Spansionは、Freescale Semiconductorと「Freescale Tower System」向けメモリ拡張モジュールについて協業を行っていくことを発表した。設計エンジニアは、同モジュールを使用することでファクトリー・オートメーション(FA)、産業用コンピュータ、医療機器、POSシステム、ロボット技術などの組み込みアプリケーションのプロトタイプをより柔軟に開発することができるようになるという。
Tower Systemを使用する設計者は、設計ニーズに合ったツールの組み合わせを選択することで、組み込み設計環境をカスタマイズすることが可能となる。Spansionが設計したメモリモジュールでは、「PISMO 2」準拠のメモリカードを採用しており、設計者によるプロトタイプ開発を実現するため、Spansion GLパラレルNOR型フラッシュメモリやSpansion FLシリアルNOR型フラッシュメモリなど、数多くの揮発性または不揮発性メモリと容量を選択することが可能だ。
なお、同メモリモジュールは、「Kinetis」、「ColdFire」、「Power Architecture」などのFreescaleのすべてのコントローラ・ボードを補完するもので、Freescaleは、2011年第4四半期に同メモリ拡張モジュールの生産に入る見込みとしている。