東京の銀座三越で行なわれたチャリティーイベント「NEVER FORGET 東北 -笑顔でつなぐ! プロジェクト-」(6月25日/26日開催)は、両日ともに朝から多くの来場者で賑わった。
既報のとおり同イベントは、西田敏行、柴俊夫、松崎しげる、田中健の各氏らが発起人となる「笑顔でつなぐ! プロジェクト」が立ち上げた東日本大震災の復興支援チャリティーで、賛同した俳優(飯島直子、石田純一、市川亀治郎、佐藤浩市、中井貴一、名取裕子)ら約20人による絵画調の画像作品を展示・販売。収益金の全額を育英会に寄付するという企画だ。
会場にはこうした著名人によるF8号キャンバス(380mm×455mm)の"絵画"がズラリ展示され、ひと作品15,000円で販売された。これらの作品は普通のデジカメで撮影した画像を絵画調にデジタル変換したもの。
26日(日)午前中の時点で、50点以上の作品のうち半分以上が「販売済み」。フロアに足を踏み入れたと同時に「これを」と、躊躇することなく購入してく来場者の姿も見かけた。「おそらく夕方までにすべて完売してしまうだろう」とは現場の担当者。
「笑顔になれば人は生きていけると信じています。笑顔で福を招きましょう! アートを愉しむ時間が国難を跳ね飛ばすエネルギーになりますように」という田中健氏のメッセージのように、出品された"絵画"は個人の笑顔や、見ている人に思わず笑みがこぼれるようなものばかり。
テレビや雑誌などではあまり見られない、役者たちの素顔やプライベートショットが絵画調作品として展示され、来場者は絵の前で足を止めて眺めていた。
今回のチャリティーイベントで展示・販売された、ごく普通のデジカメ画像を絵画調作品へと仕上げてくれたのは、カシオ計算機のWebサービス「イメージングスクエア」。メールアドレスなどを入力し会員登録を済ませてログインすれば、誰でもカンタンに手持ちの画像をアートな作品へと仕上げてくれる。
筆者も拙著のプロフィール用写真を「油絵調」に変換してみた。登録から変換後のダウンロードまでわずか3分ほど。ビミョーな被写体が想像以上にアーティスティックに仕上がった……!?
筆者近影。見るも耐え難い画像がこのとおり、自宅に飾れるほどのアートに仕上がった |