Native application GUI automation with extended WebDriver API

Googleは6月22日(米国時間)、オープンソースブログにおいて「Introducing Native Driver」というタイトルのもと、新しいプロダクトである「NativeDriver」の開発を進めていることを発表した。Android版がすでにダウンロードできるほか、iOS版は現在開発中で近いうちに公開予定、Windows版は実験的なプロトタイプの段階にあると説明されている。

Googleは2009年にWebDriverと呼ばれるプロダクトを公開した。これはブラウザを操作するためのAPIで、Webアプリケーションの試験をプログラミングで実現しようというもの。さまざまなブラウザに対応しており、Googleは同社のWebサービスやWebアプリケーションの試験にWebDriverを活用している。

NativeDriverはWebDriverと同じ取り組みを、AndroidやiPhone、iPadなどで動作するネイティブアプリケーションに対して適用しようというもの。APIはWebDriverと同じものを採用しており、既存のWebDriver利用者が新しいAPIを学ぶことなく利用できるという特徴がある。

アプリケーションの操作そのものはWebアプリケーションもネイティブアプリケーションも大した差はない。NativeDriverを活用することで既存のWebDriver関連のテストツールなどをNativeDriverに転用することができ、試験効率を改善できるようになるとみられる。