米Microchip Technologyは、Digilentと共同開発したPIC32搭載のMCU開発キットである「Cerebot 32MX7」を発表した。
Cerebot 32MX7は組み込み向けの制御あるいはネットワーキングに適した構造で、ホビーストや教育用途向けにも最適であると同社は説明する。ボードには80MHz駆動で512KB Flash/128KB RAMを内蔵するPIC32 MCUのほか、10/100BASE-T EthernetとCAN×2、およびI2Cインタフェースを搭載しており、他にDigilentのPmodペリフェラルモジュールを追加するためのコネクタが6つ用意される。
またMicrochipのMPLAB IDEと互換性のあるProgramming/Debugging I/Fも搭載されている。様々な電源ソースで動作することも可能で、ここにはUSBバスパワーも含まれている。
Cerebot 32MX7はまた多くのI/Oコネクタと周辺回路を搭載しており、ここにはFull Spped USB Host/Device/OTGやTimer/Counter、USART、ADCなども含まれている。さらに3つのプッシュボタンと4つのLEDもボード上に搭載される。Pmod peripheral modulesを利用することで、更にH-bridgeや複数のADC、DAC、RFトランシーバ、サーボモーターなど多様なインタフェースが利用可能となる。
すでにCerebot 32MX7はDigilentもしくはMicrochipにて99ドルでオーダー可能となっているほか、教育機関向けプログラムも用意される。またCerebot 32MX7で利用できるPIC32用のMPLAB IDEおよびCコンパイラは、Microchipより無償提供されている。